ルーレットでチップが使われる理由
ルーレットで遊ぶ場合、お金のかわりにチップを使って賭けていきます。
本物のお金を使わない理由としては、以下の3つの理由があります。
- ① 金銭感覚を麻痺させるため
- ② 盗難や偽造を防ぐため
- ③ スムーズにゲームを進めるため
それぞれの理由について解説していきましょう。
① 金銭感覚を麻痺させる
1つ目金銭感覚を麻痺させる、というと聞こえが悪いですが、ちゃんとした理由があります。
例えばルーレットで1万ドルをそのまま賭けるとしましょう。
そうすると大量の札束をベットすることになります。
その札束を目の前にゲームするとなると気持ちの重さが違いますよね。
賭けてる金額の大きさになかなか勝負に出れなくもなります。
チップにすることでルーレットをプレイする側に軽く捉えさせることができます。
ここがチップでのやり取りの落とし穴でもあるので、チップはお金なんだということを頭に置いておきましょう。
② 盗難や偽造を防ぐ
2つ目の盗難・偽造についてですが、ランドカジノの場合チップをそのまま外に持ち出したとしても、チップだけには価値がありません。
オンラインカジノもランドカジノもチップをきちんと換金して初めてお金になります。
チップに交換する必要があるので、偽造通貨でルーレットで遊ぶ、なんてこともありません。
チップ内にもICチップが埋め込んでいるものも増えてきているので、ランドカジノ内での防犯対策としてもチップが良いということです。
③ スムーズにゲームを進める
3つ目ですが、ディーラー側からするとチップの方が現金よりも扱いやすいです。
ルーレットで遊ぶプレイヤー側も自分の持っている金額や賭け金が一目で分かりやすいです。
賭け金を回収する際や配当の際の手間もかかりません。
よりスムーズにゲームを進めていくことができます。
以上のことから、ランドカジノのルーレットではチップが使われています。
オンラインカジノでも実際にチップを触ったりチップを置いたりはしませんが、ゲーム内でチップでやり取りをします。
ルーレットで使われるカジノチップの種類
ルーレットのカジノチップにはどんな種類があるのでしょうか?
チップはカジノをどこでやるかで様々なデザインのチップがあります。
多少は変わってきますが、それはそのカジノオリジナルのデザインによるのでまるっきり違うというものではありません。
一般的なのが円形のコインの様なチップです。
高額チップになるとカードのような四角のプレートの様なチップもあります。
ルーレットで使われるチップの色の種類
先ほど説明した形のほかに、ルーレットで使われるチップには色にも種類があります。
形と同様で、カジノごとで金額と色の組み合わせは多少違ってきます。
一般的にカジノで使われている組み合わせを紹介していきます。
- 白・青・グレー…$1
- 赤…$5
- 緑…$25
- 黒…$100
- ピンク・紫…$500
- 黄色・オレンジ…$1000
- 茶色…$5000
などが一般的にルーレットで使われるチップの色です。
この他に一回り大きいチップで微妙な間の金額を表しているカジノもあるようです。
カジノチップに色をつける理由
たしかに、現金のかわりにチップを使うならそれでもいいのかもしれません。
ですがオンラインカジノ、ランドカジノ共に様々な国のプレイヤーが遊びます。
となると、その国によって硬貨もバラバラということです。
自国のコインに似ているものもあれば、全く違うというものも出てくるはずです。
そういった国による違いが出ないために、カジノ用のチップを使う必要があるのです。
金額と色やサイズを分けているのも、全世界の方が簡単に覚えれる用にです。
どこの国でも自分の資金や賭け金、勝ち金がどのくらいかが一目で分かるためです。
また、色分けをしていることでランドカジノ内でその国の言葉や英語が喋られない場合でも現金とチップの交換がスムーズにいきます。
例えば白色の$1のチップと現金を交換したい場合、「White please」と言えば伝わります。
カジノチップは持って帰れる?
オンラインカジノなら、ゲーム内にチップがありますが、ランドカジノは実際のチップです。
パチンコやスロット店ではパチンコ玉やメダルの持ち出しは禁止されています。
ですがカジノ限定チップが販売されることもあるくらいで、持ち出しも基本的にはOKです。
持ち出したチップの持ち込みも禁止されていません。
ルーレットで初めて勝った記念に、カジノのお土産として、持ち帰りたいと思う方も多いのではないでしょうか?
ただし、大量に持ち出したり、高額チップを持ち出すと偽造防止のために止められることがあります。
そこは注意しておきましょう。