ヨーロピアンルーレットでは1/37・アメリカンルーレットでは1/38
仮に、1点賭け(ストレート・アップやシングルナンバー)をし、一度だけルーレットをプレイするとしましょう。
その場合、ヨーロピアンルーレットでは「1から36」と「0」の37個の数字から当てるため、予想通りの数字が出る確率は、1/37です。
また、アメリカンルーレットでは、「1から36」と「0」と「00」があるため、予想通りの数字が出る確率は、1/38となります。
では、より具体的に、予想と同じ結果が出る確率を数値化していきたいと思います。
ヨーロピアンルーレットでの確率から収支を検証
上記のように、数字を当てる際に、1つ数字が少ない分、アメリカンルーレットよりヨーロピアンルーレットの方が、当たる確率は高くなります。
では実際に、プレイヤーが予想と同じ結果が出る確率を、ヨーロピアンルーレットで数値化していきます。
また確率から計算できる収支も検証してみましょう。
1点賭け(ストレート・アップ、シングルナンバー)の確率と収支
予想する数字が1つであるため、1/37となり、プレイヤーが勝つ確率は、約2.7%となります。
予想と同じ結果が出る確率は、当然ですが、他のどの賭け方よりも低くなり、数値的にもかなり低いと言えます。
1点掛けで同じ数字に1,000回かけた時の収支は？
1点掛けで同じ数字に＄1を1,000回かけた時の確率から収支を予想してみましょう。
- 1,000回賭けるのに必要な金額は$1,000
- 1点掛けの時の配当は36倍
⇒1000回×2.7%=27回
⇒27回×$1×36倍＝$972
確率から予想すると回収率は97.2%となります。
2点賭け(スプリット・ベット)の確率と収支
予想する数字は2つであるため、2/37を計算すると、プレイヤーが勝つ確率は、約5.4%となります。
ざっくりと言うと、予想と同じ結果が出る確率は、20回プレイすると1回あるかな？という数値になります。
2点掛けで同じ数字に1,000回かけた時の収支は？
2点掛けのスプリットベットで同じ数字に＄1を1,000回かけた時の確率から収支を予想してみましょう。
- スプリットベットで1,000回賭けるのに必要な金額は$1,000
- スプリットベットの配当は18倍
⇒1000回×5.4%=54回
⇒54回×$1×18倍＝$972
確率から予想すると回収率は1点掛けと同じ97.2%となります。
3点賭け(ストリート・ベット、トリオ・ベット)の確率と収支
37個の数字から3つを選ぶため、3/37で、プレイヤーが勝つ確率は、約8.1%となります。
10回プレイして1回当たると良い方かな、という確率になります。
3点掛けで同じ数字に1,000回かけた時の収支は？
3点掛けのストリートベットで同じ数字に＄1を1,000回かけた時の確率から収支を予想してみましょう。
- ストリートベットで1,000回賭けるのに必要な金額は$1,000
- ストリートベットの配当は12倍
⇒1000回×8.1%=81回
⇒81回×$1×12倍＝$972
確率から予想すると、3点掛けでも回収率は97.2%となります。
4点賭け(コーナー・ベットなど)の確率と収支
4つの数字を選ぶため、4/37となり、プレイヤーが勝つ確率は、約10.8%という数値になります。
特に運が悪いなどなければ、10回プレイすると、1回は同じ結果が出る確率が期待できます。
4点掛けで同じ数字に1,000回かけた時の収支は？
4点掛けのコーナーベットで同じ数字に＄1を1,000回かけた時の確率から収支を予想してみましょう。
- コーナーベットで1,000回賭けるのに必要な金額は$1,000
- コーナーベットの配当は9倍
⇒1000回×10.8%=108回
⇒108回×$1×9倍＝$972
コーナーベットでも回収率は97.2%となります。
5点賭け(ファイブ・ナンバー・ベット)の確率と収支
37個の数字から5つを選ぶので、5/37で、プレイヤーが勝つ確率は、約13.5%となります。
平均的な確率からいうと、7回、もしくは8回プレイすると当たるという確率になります。
5点掛けで同じ数字に1,000回かけた時の収支は？
5点掛けのファイブ・ナンバーベットで同じ数字に＄1を1,000回かけた時の確率から収支を予想してみましょう。
- ファイブ・ナンバーベットで1,000回賭けるのに必要な金額は$1,000
- ファイブ・ナンバーベットの配当は7倍
⇒1000回×13.5%=135回
⇒135回×$1×9倍＝$945
ファイブ・ナンバーベットの場合は、他の賭け方と違い回収率は94.5%となります。
6点賭け(ダブルストリート・ベット)の確率と収支
6つの数字を予想するため、6/37となり、プレイヤーが勝つ確率は、約16.2%になります。
およそ6回から7回プレイすると、1回は、予想と同じ結果が出る確率になっています。
6点掛けで同じ数字に1,000回かけた時の収支は？
6点掛けのダブルストリートベットで同じ数字に＄1を1,000回かけた時の確率から収支を予想してみましょう。
- ダブルストリートベットで1,000回賭けるのに必要な金額は$1,000
- ダブルストリートベットの配当は6倍
⇒1000回×16.2%=162回
⇒162回×$1×6倍＝$972
ダブルストリートベットの場合の回収率は97.2%となります。
12点賭け(ダズン・ベット、カラム・ベット)の確率と収支
ダズン・ベットやカラム・ベットは、12点に賭けるため、12/37となり、プレイヤーが勝つ確率は、約32.4%となります。
やはり、かなり当たる確率は増えていて、外したくないプレイヤーには、賭けやすい確率になってきています。
12点掛けで同じ数字に1,000回かけた時の収支は？
12点掛けのタズンベットで同じ数字に＄1を1,000回かけた時の確率から収支を予想してみましょう。
- タズンベットで1,000回賭けるのに必要な金額は$1,000
- タズンベットの配当は3倍
⇒1000回×32.4%=324回
⇒324回×$1×3倍＝$972
タズンベットの場合の回収率は97.2%となります。
18点賭け(レッド・ブラック、ハイ・ロウベ、オッド・イーブン)の確率と収支
ほぼ半分に当たる18点に賭けるため、18/37となり、プレイヤーが勝つ確率は、約48.6%当たります。
禁止されているルーレットもある全賭けを除くと、同じ結果が出る確率が最も高くなっています。
しかし、これらの確率は、アメリカンルーレットよりペイアウト率(還元率)が高いヨーロピアンルーレットでの数字となっています。
そのため、アメリカンルーレットでは、少しずつですが、予想と同じ結果が出る確率は低くなっています。
18点掛けで同じ数字に1,000回かけた時の収支は？
18点掛けのイーブンベットで同じ数字に＄1を1,000回かけた時の確率から収支を予想してみましょう。
- イーブンベットで1,000回賭けるのに必要な金額は$1,000
- イーブンベットの配当は2倍
⇒1000回×48.6%=486回
⇒486回×$1×2倍＝$972
イーブンベットの場合も回収率は97.2%となります。
確率から計算された回収率97.2%が意味することとは？
ここまでで、賭け方による確率と収支について計算してみました。
恐らく皆様もお気づきのことかと思いますが、5点賭け(ファイブ・ナンバー・ベット)以外はどんな賭け方をしても回収率は97.2%なのです。
回収率が100%を超えないのは、ギャンブルの運営側のハウスエッジがある為です。
ハウスエッジがないと、運営側は倒産してしまいます。
これがギャンブルでは絶対にいつか負けると言われる所以です。
ルーレットだからこそ勝てる理由がここにある
ギャンブルでハウスエッジがあるのは当たり前のことですが、回収率が97.2%と計算できることが実は重要なのです。
競馬や競輪、パチンコ・パチスロではここまで高い回収率が出ることはありません。
そして、1点賭けやイーブンベットなど、様々な賭け方がある中で同じ回収率が期待できることこそが、ルーレットで勝てる理由なのです。
この設定と攻略法の組み合わせが多ければ多いほど、戦略がたくさん作れるので、プレイヤーの特性に合わせた勝ちパターンをいくつも持つことができます。
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